発刺とした子供を育てる為には、まず胎児の時期が大切であると説く著者は、初めに妊娠中の生活を育児の一環として捉え、論じている。
さらに子供が自分の要求を言葉で表現できない生後十三ヶ月間を意識以前の心の方向づけと栄養管理の上で極めて大切な期間とし、「赤ちゃんの快感」「赤ちゃんの栄養」「母乳の時期」「補色から離乳まで」「赤ちゃんの睡眠」「赤ちゃんの入浴」の各テーマを中心に、母親の心の持ち方を通して、「育てる」ことの意味を説いている。と同時に出産をその直後の体の休め方によって母体が美しく若返り、育児が楽しくなる好機として捉え、出産、育児について、長年にわたる豊かな経験に裏付けられた著者の独自性が示されている。