本書は、編著者が10年余りの鍼灸臨床経験と古今の関連文献を系統的に調べてまとめた急性疾患に対する鍼灸治療の本である。初版は1988年に出版され日本でも『急病の鍼灸治療』と題されて翻訳された。その初版をもとにその後20年間の急病治療における鍼灸学の成果を加え、系統的に整理して2005年に出版された第二版の全訳である。前著のほぼ倍の頁数となっている。多くの臨床例をもとに有効率、治癒率などの統計的な結果まで記載されている所に実用的な特色がある。証の分類で57の症状、現代医学の病名で103もの急性疾患について具体的な鍼灸治療法が述べられている。